横浜市旭区民文化センター「サンハート」スタッフによるブログです。

横浜市旭区民文化センター「サンハート」スタッフによるブログです。

2011年12月20日火曜日

WaterとWatersのあいだに

この頃写真展を拝見し、水(Water)の美しさに目を奪われることが度々。
激しく舞い散る滝の飛沫や、花びらに着いた水滴、湖面に映る紅葉など、
シャッタースピードや採光、マクロレンズの効果によって、
水は様々な表情を私たちに見せてくれる。

その表情を引き出す技術に感心させられると同時に、
改めて水のある惑星、地球の美しさを思う。

しかし、時として水は恐ろしい力を持ち、悲劇を生む。
手元の辞書によれば、不可算名詞と思っていたwaterには複数形で、
((~s))領海,近海,水域;((通例the ~s))
流れる[波立つ]水;海,湖,川;洪水 とある。

普段は美しいwaterも、まとまり、大量(waters)になることで、強大な破壊力を持ち、
時として惨劇を招き、そして灌漑やダム開発をめぐっては人と人の争いを呼ぶ。

Waterとwaters、その間には、なにがあるのだろう。

地球上の7割は海なのに、人間の体は2/3が水でできているのに。
もっと人は水と良い関係を築けないものだろうか。
制圧できるはずもない水を相手に、人はともに生きる術を身に着けられないのだろうか。

そういえば、Woodとwoodsの違いでも思い出すことがある。

ビートルズの「Norwegian Wood」「ノルウェイの森」は、森(woods)ではなく、
木(wood)で日本語タイトルをつけるときの誤訳であることは有名だが、
この曲をタイトルにした村上春樹の小説を私が手にしたのは、まだ学生だった頃。

時の市場を席巻した赤とモスグリーンの装丁がどの書店の店頭にも積み上げられていた。
それを意識したカラーリングでクリスマスプレゼントに重宝されたものだった。

今では小説は文庫化し、映画化されたものの書店ではもうすっかり目立たない存在に。
それでも、街では今年も相変わらずあの日と同じクリスマスソングが流れる。
因みにサンハートもクリスマスシーズンを盛り上げるイベントが盛り沢山。

もちろんささやかながらクリスマスツリーを始め、クリスマスのデコレーションもあります。
クリスマスも残りわずか、ぜひサンハートにも足を運んで見て下さい。
ロコ

2011年11月29日火曜日

似顔絵ワークショップ

11月26日、27日の二日間、当館で似顔絵/自画像のワークショップを行いました。
講師はアーティストの黒田晃弘先生。北海道からお越し下さいました。
黒田先生は、木炭で出会った人々の似顔絵を描き続けています。
黒田先生の似顔絵(自画像)の手法は少し変わっています。

まず、名前を書きます。
その上に、木炭を散らして・・・

















それを手で伸ばして、輪郭を作ります。
手は真っ黒!
















そこに、陰影を感じながら目や口を入れていきます。
みんな真剣なまなざしです。


















完成作品のお披露目です。
どうでしょうか?特徴が出ていますよね?






















ワークショップ参加者の作品は、黒田先生の作品とともに、サンハートのアートギャラリーにて、本日から12月5日(月)まで展示中です。(入場自由・無料)
人の顔から世界が広がる、異空間。是非観に来てくださいね。

2011年11月21日月曜日

美音倶楽部~速報!~

「ベートーヴェン交響曲第九番」
レコードコンサート開催!
◆開催日時:12月19日(月)開演19時
◆会場:サンハート カルチャー工房
◆募集人員:先着20名様(定員になり次第〆切)
※事前にお申し込みください
サンハート製作のオリジナル真空管アンプと
スピーカーシステムで聴く名盤アワーとして
お楽しみいただいています「美音倶楽部」も、お蔭様で
12月22日(ポップス編開催)で第3回目を迎えます。
10月、11月と開催いたしました当倶楽部で、自宅にある懐かし
の名盤を会場に持って来られてお聴きになられたお客様は、
おそらく相当久しぶりの「レコードコンサート」との再会では
なかったかと思います。











さて、サンハートから、
ここで、急きょ、年末ならではの
レコードコンサートの開催決定のお知らせです。
“第九”のレコードコンサートです!
オーケストラの演奏する大ホールやテレビでの視聴は、
年末になると珍しくない光景ですが、どうでしょう、久しぶりに
 “第九の「レコードコンサート」を楽しみませんか?
レコードはサンハートでご用意いたします。
レナード・バーンスタイン指揮
ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団
1980年発売のレコードです。
アナログ録音最後期(ライヴ)です。
レコード番号 ドイツ・グラモフォンン 2740 216
8枚組のLPの一部です。

2011年11月1日火曜日

クリスマスに向けてカウントダウン!

皆様!美しい季節がやってきました。















サンハートでは、本日クリスマスツリーの飾り付けを行いましたよ♫

夜にはキラキラ輝くツリーがとっても綺麗です。

既に利用客のプチフォトスポットになっています!


そんなツリーですが、私のお勧めは・・・







このサンタです!

リースを持ってひと休み!?しているようです。

年末も近づくこの時期、皆様も忙しない日々を送られていると思いますが、たまにはこのサンタのようにのーんびり、リラックスも良いと思いますよ♫


さて、皆様はこのクリスマスはどう過ごされますか?

サンハートでは12月17日(土)に、ジャズピアニストの佐山雅弘さん率いるピアノトリオVINTAGEをお迎えし、スペシャルなジャズライブをお届けします。

本日、チケット発売になりましたので、クリスマスにジャズを聴きたい!という方はお見逃しなく!

全席指定なので、良い席はタイムリーになくなっていってしまいますので、気になる方は、お電話にてお問い合わせください。ご予約(ご購入期限付き)も承りますよ♫


まっつでした

2011年10月31日月曜日

上川井小学校の校歌をラテンのリズムで        アレンジしたら・・・。

去る10月12日、「横浜市の芸術文化教育プラットフォームによる



学校プログラム」を受けて、サンハートのアウトリーチ活動(館外での

文化芸術活動)の一環として、横浜市立上川井小学校で

『児童参加体験型の音楽鑑賞会』開催しました。

出演は、ラテンジャズボーカリストの、やまもと きょうこさんと、

パーカッショ二ストの海沼 正利さんのデュオ。












校歌や「WAになっておどろう」をラテンのリズムでアレンジして

歌ったり、踊ったり・・・。小学1年生から6年生まで155名の

児童が体育館に集まって、普段とは異なる、プロのミュージシャンの

指導による体験型の音楽活動が午前の授業の中で行われました。










子供たちの心に、プロのミュージシャンはどう映ったのでしょう。

“やまきょうさん”“まささん”と呼んでくださいという出演者の

お二人を取り囲むように、手作りのラテンの楽器を使って、












リズムに合わせて歌って、飛び跳ねて・・・。

体育館を出るときに、「楽しかったね!」「おもしろかったね!」・・・

という子供たちの声が、スタッフの心にもうれしく響いてきました。

子供たちはきっともっと音楽を好きになってくれることでしょう・・・。

ご出演いただきました、やまもと きょうこさん、海沼 正利さん、

有難うございました。 

みんな、また会おうね!       ≪サンハート職員 いっつぁん≫

2011年10月26日水曜日

ロビーコンサートVol.3 レポート★

こんにちは!サンハートスタッフのカピバラです!














今日は、先日行われたロビーコンサートVol.3のレポートを書かせていただきます!




出演者はピアノデュオの小平美弥子さん、山本深雪さんでした。








お二人で、一台のピアノを演奏するという『連弾』を披露してくださいました。20本の指から奏でられる音楽は、とても迫力がありましたよ!トークもはずみ、会場のお客様も楽しんでいただけたのではないでしょうか?



食欲の秋、スポーツの秋・・・、色々な『秋』がありますが、やっぱり『芸術の秋』ですよね♪
みなさんも、サンハートで『芸術の秋』に触れてみてください!



さて、次回のロビーコンサートVol.4は、2012年1月を予定しています。

詳細等決まりましたら、また告知しますので、ぜひお誘いあわせのうえご来場ください!

サンハートスタッフ

カピバラ

2011年10月23日日曜日

イベントレポート 『親子でリズム!リズム!!リズム!!!』

食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、皆様いかがお過ごしでしょうか?

サンハートでは去る10月10日、体育の日に、赤ちゃんやお子様と一緒にリズムを楽しむワークショップが行われました。









↑ホールに入るのはみんな初めてかな!?ドキドキ緊張の中、音楽に合わせて身体を動かしたり、パチパチ手をたたいてみたり。

















↑あれれ?お口をあけて何をしているのでしょう???




正解:大きく開けた口に手をポン!とあてて、音を出しているところでした!ちょっと変わった音だったけど、口もこんな風にパーカッションになるんだ~














午後の部では、ジャンベが登場!かっこいい~















↑みんなでボディーパーカッションの曲を一曲完成させました!お母様たちも大変よくできました!



参加いただいた皆様、そして、とっても楽しい時間をくれたピアニストの愛香さんとマリンバ奏者の里佳さん、どうもありがとうございました!



まっつ でした

2011年10月13日木曜日

まっつ&カピバラの『楽器的性格論』その②

こんにちは!サンハートスタッフのカピバラです★

まっつさんが第一回目を投稿してから、はや数日・・・。更新が遅くなってしまい、すみませんでした。

以前にも書きましたが、私は今年の3月まで音楽大学におりました。大学では、校門をくぐると色んな楽器の音が聴こえたり、歌を歌っている人がいたり。楽器や専攻によって、それぞれ学生の個性も違うんですよね。そんな体験を活かしつつ、楽器的性格論その②を書いていきたいなあと思います(*_*)


第2回:ジャズだけじゃないよ!!『サクソフォン(サックス)』

 第1回目では、まっつさんがフルートを取り上げてくださいました。「フルートは、金属でできているのに木管楽器に属する・・・」とありましたが、サックスもボディは金ぴかだけれど、木管楽器なのです(*_*)!!
サックスは、マウスピース(口でくわえるところ)に、葦で出来た「リード」というものを取り付け、それを振動させて音を出します。クラリネットやオーボエもリードを使う楽器です♪(リードの種類は違いますが)

 木管楽器と金管楽器の中間的な音色を持つサクソフォンは、人の声にとても近いとも言われているんですよ。 表現の幅がとても広い楽器なので、ソロ楽器として大活躍!ジャズ・ビックバンド・吹奏楽などには欠かせない楽器なのです。
 また、同じサクソフォンで音域の違うソプラノ・アルト・テナー・バリトンで構成されるサクソフォン4重奏は、音色の均一さ、アンサンブル能力の高さから弦楽四重奏にも匹敵すると言われています。サクソフォン四重奏のために描かれたオリジナルの曲も多くありますが、『クラシックは好きだけれど、サクソフォンのことはあまり知らない』という方は、弦楽四重奏曲をサックスカルテット用にアレンジしたものもありますので、ぜひ聴いてみて下さいね。

さて、そんなサクソフォンを演奏する方の性格といえば・・・

●ソロが多く、表現の幅が広い楽器、というだけあって、みんな自分の意思をしっかりと持っている!女の子でも、結構ボーイッシュな子が多いかな・・・??
●けっこう人当たりがよく、おしゃべりな人・明るい人が多いかも!

●サックス自体が楽器の世界では新しいものなので、現代曲を演奏することが多い。意外と斬新な考え方をする人が多い・・・!?


以上です。あくまで私が出会ったサクソフォンプレイヤーの方々のお話なので、全ての人に当てはまるわけではありませんが・・・

さて!次回はどの楽器が登場するでしょうか??お楽しみに!!!



サンハートスタッフ

カピバラ

2011年9月26日月曜日

今、想うこと

やっとさわやかな秋晴れが感じられて、紅葉も待ち遠しく、仕事も一段と捗りそうだ。

それにしても今年は3月の大震災に始まり、ゲリラ的な豪雨、そして台風12号、

15号が相次いで上陸し、日本各地に大きな被害を与え、自然の力を嫌と云うほど

味わわされました。

いつも自然の恵みには感謝をしなければならないと思っていますが、天災の怖さを

これほど感じた年は、近年には思いあたりません。

それぞれの被災地で復興に向けて頑張っている姿をニュースで見ますと、

サンハートでも、チャリティコンサート以外に何かお役に立てることはないものかと

考えさせられることが多々あります。

サンハートの運営が任されて早いもので半年が過ぎようとしています。

先日、恒例となっているロビーコンサートを開催した際、

フルート奏者が陸前高田市ご出身で、両親が現地から応援に駆けつけられました。

両親の話では、家はすべて津波に流され、現在は避難(仮設住宅)生活を

しているが、娘を少しでも元気づけようと、遥々横浜まで来られたと話していらっ

しゃいました。この話を伺った時は、流石の私も胸が熱くなったことを覚えています。



さて、アートギャラリーで、9月21日から26日まで開催されている

「第20回記念・旭区書道展」に、事務局長から、記念開催につき是非とも私に出品

してほしい旨の要請がありました。

書道の心得は小学校時代に出展した程度で、その後、一切筆を持ったことは

無かったのですが、気軽に了承してしまいました。

サンプルがあってそれを手本に練習でもすれば良かったものを、いきなり本番となり、

好きな言葉を何でもよいから書いてほしいということで、「洗心」を書き、ご覧のような

作品となりました。

次回出品する際は、もう少し、「書」に対しての勉強をしてから参加したいと反省して

います。


















今年も早いもので残り3ヶ月です。施設内や身の回りをもう一度点検して、

利用客の皆様が安心してご利用できるホールにして参りたいと思っています。

時節のことを考えると本当に月日の経つのは早いものだと考えさせられる

今日この頃です。                                館長

2011年9月18日日曜日

まっつ&カピバラの『楽器的性格論』 その①

サンハートに勤めていると、毎日の生活に音楽があって、とても幸せです。

そんな中で、ブログ管理人「いっつぁん」のお勧めで、『楽器的性格論』のシリーズを連載させていただくことになりました。論なんて、堅苦しい名前になってしまいましたが、自分の日常の経験をもとにした私的観察日記のようなものになりそうです。ここでは、楽器の特質やレパートリー等から推測した演奏者の性格について、また、私たちの独断と偏見による典型的演奏者の性格判断についての独り言ですので、お気軽に読み流していただきつつ、少しでも「あ、こういうことあるある!」と思っていただいたり、周りの楽器仲間(もしくはお自身)を想像しながらお楽しみいただければ、、、と思っています。

第一回:木管楽器のヒロイン(ヒーロー?)『フルート』
突然ですが、フルートは金属製なのに、木管楽器のカテゴリーに属しているのはなぜかご存じでしょうか?Wikipediaによると、フルートは金・銀・プラチナ等の金属でできているにも関わらず、「歴史的、構造的に」金管楽器ではなく、木管楽器なのだそうです。歴史的に、というのは、昔は木で出来ていたということですね。構造的というのは、どのような仕組で音を出すかということです。金管楽器は唇の振動によって音を出すのに比べ、木管楽器はリード(もしくはエアリード)を振動させて音を出すので、フルートはエアリードと呼ばれる空気の振動によって音が出るという仕組みによって、木管楽器に区分されるのです。サンハートでの直近の演奏会では、8月30日に行われたロビーコンサートでフルート奏者の磐井桃子さんの演奏が皆様のお耳に新しいと思います。木管楽器ならではの、風を通したような、それでいてキラキラした音色が印象的でしたよね!

フルートは、その特徴的な音色のおかげで、オーケストラの中でも、かなり幅広いパートを任されることが多いと思います。音域も高く、響きも良いので、演奏しているだけでとにかく目立ちます。ソロパートも多く、またソロでなくても装飾音として出番が多いです。それだけ人気楽器なので、フルート奏者のポジションへの競争率は高く、さらに、その中でNo. 1の座を獲得するのは本当に大変です。

そんなフルートなので、その楽器を演奏し続けてきた(=厳しい競争に勝ち抜いてきた)フルート奏者の性格は…


  • (音色と同様)身なりも性格も、とにかく華やか!

  • (目立つので失敗は許されない)完璧主義!

  • (努力して手に入れたポジション)自分の立場にも演奏にも、誇りを持っている!

  • (特殊な楽器なので、悩みも多い!?)フルート奏者同志の結束力が強い!

以上のように、この性格判断を見ると、風になびくような音色とは似ても似つかない、とても強そうな感じがしますが、意外な弱点もあるかも・・・フルートはオーケストラでこそ活躍しますが、実はソロのレパートリーはバロック音楽と近現代以降だけと言って良いほど、意外と限られているのです。ベートーベン等の古典派の作曲家や、ショパンやシューマン等のロマン派の作曲家は、フルートのための曲というのはほとんど残していないのです。そこで、フルート奏者の中には、音楽史に疎いという弱点も、もしかしたらあるかもしれない・・・!?


今度、フルートの演奏を聴きに行かれる時、またフルート奏者とお話しされる時には、こんなことも考えながらお話してみては如何でしょうか?



まっつでした。次回は、カピバラさん、お願いしますよ~

2011年9月12日月曜日

≪サンハート美音倶楽部≫episode2         ~ 参加費無料!ただいま会員募集中!~

前回、episode1では、「サンハート美音倶楽部」誕生秘話から、サンハートオリジナルの

スピーカーユニット誕生までをお話しました。

さて、今回は、製作者が奮闘!この夏の猛暑を乗り越えて、ようやく出来上がった

オリジナル「真空管アンプ」の回路お話をしましょう











この先はご興味のある方はご覧くださいね。少し専門的なお話ですが、オリジナル制作の真髄のところなので触れさせていただきます。初段の6U8Aはμの三極部とシャープカットオフ五極部 の汎用複合管です。 テレビにおける発振とミキサー用、つまりチューナーでの使用を意図しています。無線機やラジオでの使用例が多いようです。













(図面は左クリックして拡大してご覧ください。)
今回のアンプでは、出力真空管6L6という種類の出力真空管ンの中でも


一番規格の大きな6L6GCという球を選び、三極管動作をさせるシングルアンプ


としました。この出力管はメーカーの資料では電源電圧を250vDC程度とし、


グリッドの振幅をマイナス領域に限ったA1級動作で1.4W(歪み率5%)ほどのものが


推奨されていて、これに沿った設計が一般なのですが、会場のボリュームを考えに入れ、


これを400vDC程の電圧で、グリッドをメーカーのデータにある最大のプラス10vまで


振り切られたA2級動作でもっと大きな出力を引き出す目論見です。


資料から、出力トランス負荷5kΩ電源電圧400vDC程でグリッドをプラス10vまで振りますと


35mA以上ものグリッド電流が流れますので、ドライバー段にこれを賄うだけのパワーが


必要になります。そのためドライバー段ンに出力管としても有名な6BQ5を用いて、


これを可変固定バイアスのカソードフォロアとし、カソードを出力管グリッドに直結させて


出力管の固定バイアス回路も兼ねさせます。ドライバー段の電源をマイナス200vDC


まで引き込んでいます。


前出の初段6U8Aを用いたSRPP回路は、下側管を5極管部とし、これに三極管部を


乗せた、少特殊な構成としています。μフォロアといわれる構成です。


通常の電源トランスの他にドライバー段用のマイナス電源用のトランスを含めて2個の


専用トランスが必要となり、大出力を要求したなりの、かなりの大掛かりな構えとなり、


音質に重要なキーパーツである出力トランスも大きなものが必要となりますので、上の


画像のようなシングルアンプとしては、かなり大規模なものとなりました。


本体サイズ、375㎜×404㎜×168㎜(W×D×H)の威容です。


メーカーデータに倣って歪率を5%まで許してもらえるならば、10Wくらいまで


ゆけるのではないかと期待しています。


第1回「サンハート美音倶楽部」のテーマは、『永遠のクラシック』。第2回は、『わが心のジャズ』。


みなさんのお宅の押入れに眠っているアナログレコード、懐かしの名盤はありませんか?この機会に、ぜひ「サンハート美音倶楽部」のオリジナル真空管アンプ&スピーカーシステムで聴いてみませんか?レコードや曲に纏わるエピソードなどお話ししながら、みんなで楽しみましょう!

2011年9月8日木曜日

きむ兄の映画三昧パート2 =ご存じ東映時代劇!

1950年代から60年代にかけて一世を風靡した東映時代劇

今見ても、時代を超えて愛される東映時代劇!

豪華なセット、人情味あふれるストーリー、そしてなんと言っても

当時活躍した時代劇スターたちの魅力は忘れることはできない。

まずは、御大と呼ばれた市川右太衛門と片岡千恵蔵、両雄の

決めゼリフから紹介しよう。













右太衛門といえば、「天下御免の向こう傷、直参早乙女主水之介、
人呼んで旗本退屈男わっははは」となり、この笑い方に特徴が
ある。最初は小さく、こもったように、そして最後は大笑いとなる。
また、このシリーズは30本を超えており、寅さんシリーズが公開
されるまでは最長のシリーズでもあった。
千恵蔵の場合は、やはり遠山の金さんの半官シリーズ。
ラストお白州の場面「この桜吹雪に見覚えがねえとは言わせね
えぜ」と桜の入れ墨を見せる名場面、悪人が観念し、一件落着を
迎える。ただし、その場面は結構、セリフが長く、且つ七割位は
何を言っているのか分からないが、迫力があり、そこが魅力なの
かも知れない。
続いて紹介するのは、中村錦之助と大川橋蔵。二人とも若くして
この世を去ってしまったが、時代劇の大スターであり、まさに東映
の看板役者であった。
錦之助は「笛吹童子」「一心太助」「宮本武蔵」等があり、まさに
殿様から股旅ものまで幅の広い役者であった。
一方、橋蔵は「新吾十番勝負」のほか、若様シリーズなど、
錦之助がシリアスな役柄が多かったのに対し、橋蔵は女形出身
ということもあり、二枚目の役が多かった。


話は変わるが、なぜか当時、私は橋蔵ファンだった。学校から
帰ってきて、ランドセルを家に放り投げて、そのまま30分位
歩いて、東映の封切館に行ったことを思い出す。
確か、入場料は100円で映画は無論、橋蔵の「若様侍捕物帖
黒い椿」だったと思う。
さて、忘れてはいけないのが、ご存じ「水戸黄門」である。
















主役の月形龍之介は、普段の映画は殆どが悪役だが、どうい
うわけかこの映画だけはヒーローとなる。しかも、当時の東映
オールスター映画で前述の御大達を差し置いての主役である。
東千代之助、大友柳太郎、近衛十四郎、
また悪役専門の進藤英太郎、山形勲等、今思うと懐かしい顔
ぶれであり、さらに今も現役である里見浩太郎、松方弘樹、
北大路欣也は当時、デビュー間もない新人であった。因みに、
北大路欣也は市川右太衛門の子であり、松方弘樹は近衛
十四郎の子である。



もう一度、スクリーンで東映時代劇を見たいと思うのは、

私だけではないだろう。
サンハート名画座として、燦然と輝く東映時代劇を、昔のように
2本立てで、見てみたいと思う今日この頃である
                                 きむ兄

2011年9月6日火曜日

ゴーヤの生育を振り返って~最終章~

台風12号の影響で、このところ長雨が続いて、各地で想定外の

甚大な被害が出ていることが、連日、ニュースや新聞で報道され

ています。それにしても、自然の驚異や恐ろしさを、まざまざと

感じさせられることが多い昨今です。水は人間や動植物にとっては

欠かせない貴重なものですが、時折、自然の力と相俟って、魔水に

なることを予期しておくことが重要であると常々思っています。

さて、ゴーヤの収穫も終了し、今は、ご覧のとおり葉だけが茂り

節電に寄与している状態です。

今年の収穫数は60本ぐらいだったと思います。職員の皆さん

に配りましたので、夕食のメニューの仲間に入ったのではないか

と推測しています。来年は6本に増やして、西日を完全にシャット

アウトして、一層節電対策の一環にして参りたいと考えております。

これからまだまだ残暑も厳しく、夏の疲労がドッと出てきますので、

皆さん健康に留意して、ゴーヤのように生き生きと業務に精励して

ください。                 (ゴーヤ管理委員長/館長)

2011年9月3日土曜日

ロビーコンサート レポート2★

こんにちは!
先日のロビーコンサートでは、沢山の方々にご来館いただきました。
また、同時に多くのアンケート調査にもご協力いただき、スタッフ一同嬉しい限りです!(/_;)
いただきました、ご意見・ご感想をもとに、これからも皆様に愛される「サンハート」を目指して、頑張ります!

さてさて、次回のロビーコンサートの最新情報です♪

ロビーコンサートVol.3
2011年10月20日(木)
開演:13:00~&15:00
会場:サンハート ホール ロビー

今期3回目となるロビーコンサート、出演者はピアノデュオの小平美弥子さん、山本深雪さんをお呼びする予定です。
なんと!!
今回は一台のピアノを二人で演奏する「連弾」です!迫力のある音色をお見逃しなく!
チラシ等は完成次第UPさせていただきます(*^_^*)


お友達も誘って、サンハートで芸術の秋を楽しみませんか!?


サンハート ロビコンスタッフ
カピバラ



2011年9月1日木曜日

澄んだ秋の青空のような演奏でした。 ~サンハート ロビーコンサート Vol.2~

8月30日(火)、23年度で第2回目となる
「サンハート ロビーコンサート」が開催されました。

いつものように「サンハートホール ロビー」を

会場として行われました。

今回は、磐井 桃子さん(Flute)と開 万里子さん(Piano)

のデュオでした。お二人とも桐朋学園大学音楽学部の

卒業で、数々の賞を受賞して今日に至ります。

実に仲の良いお二人は、そのあ・うんの呼吸が

演奏に現れていました。コンサートは午後1時と3時の2回行われ、

1回目は190名様、2回目は111名様がご来場くださいました。

こんなに大勢のお客様に来ていただいて、

出演されたお二人も、とても感激していらっしゃいました。




















ところで、今回、会場にお越しになられたフルート奏者の

磐井さんのご両親に少しお話を伺いましたが、

とても感動いたしましたので、ここに記載させていただく

ことをお許しください。


この日、磐井さんのご両親は、お嬢さんたちの演奏を

目を細めてご覧になっていましたが、

遥々、陸前高田市からお越しになられたのです。

明るく、お元気な、お若いご両親から、東日本大震災で

とりわけ壊滅的な被害を受け、復興への道も険しい

現地の様子は、想像することも難しいくらいでしたが、

お嬢さん(磐井桃子さん)についてお伺いしているうちに

私の胸にも、込み上げてくるものがありました。

磐井桃子さんは、この夏、演奏のパートナーである

開(ひらき)さんとともに、郷里の陸前高田市に帰省され、

ご両親とひとときを過ごされたそうです。

この夏、故郷の夏祭りの久しぶりの体験は、磐井さんの胸に

さまざまな感慨をもたらせたことでしょう。


陸前高田市の夏祭りの太鼓があの津波に流されてしまったという

ことで、夏祭りはどうなるのか・・。という心配もあったそうですが、

「海の中から太鼓が見つかった」ということで、本当によかったと

思いました。

早く、いつもの故郷にもどってほしい、

ロビーコンサートでの「ふるさと」の演奏は、

そんなみんなの願いのように、会場に響き、胸に響きました。                                           

                           サンハート職員より

2011年8月22日月曜日

オープンデーの様子

8月20日(土)は、サンハートのオープンデーでした。
今年のテーマは一日限りの「アートスクール」。
たくさんの子供たちが、様々なアートについて一生懸命学びに来てくださいました!
盛りだくさんの一日でしたが、ここでは、ほんの一部をご紹介します。






















受付付近に突然現れた「アートの木」。
これからいったい何が始まるのでしょうか?


























今度はみんなでダンシング!
みなさん、良い感じにストレッチできてますね!
































ギャラリーでは『希望輝く旭の景色』展が開催。

身近な風景も、こんな素敵なアートになるんですね!

























キャンドル工房では、みんなが作ったキャンドルを、中庭に飾りました。

一日の終わりに、ちょっぴり幻想的な雰囲気で、参加者もうっとり気分でした。

2011年8月13日土曜日

初めての採り入れ(Part3)

6月25日に植えつけたゴーヤの苗は順調に生育し、
8月7日に見事2本収穫(44日目)しました。<写真①>
今後も可愛らしい小さな実をつけているのが沢山あるので
ある程度の収穫は期待できると思います。
本来の節電対策については、徐々に葉が生い茂って
西日を遮り、節電に寄与していると思います。 <写真②>
これから残暑が厳しいので、職員一同、健康に
留意し、業務に精励しながらゴーヤの管理も怠らず
努めてもらいたいと思っております。

                  (ゴーヤ管理委員長/ 館長)

※あとで、ゴーヤチャンプルおいしかったです。<写真③>
  (スタッフより)
 
<写真①>           <写真②>        <写真③>


2011年8月8日月曜日

≪サンハート美音倶楽部≫episode1          今秋スタート! 「真空管アンプ」で甦る、あの名盤!

みなさんは、サンハートでコンサートを楽しまれたことは
あるかと思いますが、レコードを聴かれたことはないでしょう?
しかも、懐かしの真空管アンプで・・・!?
CDやPCからのダウンロードではなく、アナログレコード
が聴きたい」「いや若い人にもぜひ、聴いていただきたい」・・・。
そんな声を一人二人と聞いているうちに、サンハートで、
楽しめる企画として具現化できないかという話になった。
そして、音楽好き、レコード好きの人が集まり、
≪サンハート美音倶楽部プロジェクト≫が誕生した。
それは去年の秋だった・・・。

“区民の皆様の持っていらっしゃる(おそらく押入れで眠っている)
懐かしいアナログレコードを、サンハートで作るオリジナルの
真空管アンプとスピーカーシステムで聴いていただこう”という
夢の実現へ向かって歩きはじめた。
●そして23年4月、「サンハート美音倶楽部」スピーカー
システムの製作からスタートした。
サンハートのネットワークから
安藤さん、金木さん、小川さん(横浜市内のTRI&MORE工房)
という無類の音楽好きの人、言わば職人さんの力を借りて・・・。
『スピーカーの概略設計』があがって来たのは4月下旬だった。
●下の図が「サンハート美音倶楽部」で使用する
スピーカーの概略図である。
スピーカーユニットはエレクトロボイスの205-8A
フルレンジユニットを2個使用し、手づくり感あふれるスピーカーを
作ろうという愛情の詰まった図面だった。  ~次回につづく~
(サンハート美音倶楽部プロジェクト)
 
※≪サンハート美音倶楽部≫は、無料でお聴きいただける
  参加人数限定のアナログレコード鑑賞会です。
  9月1日(木)より参加者を募集します。
  サンハートのホームページか窓口でご確認ください。
左クリックで拡大して見てね。

2011年8月5日金曜日

アートは、何か感じた、その瞬間からファンタジー!

サンハートは、日々、さまざまな"アーティスト"や アーティストを
"めざしている人" "関心のある人"が 来館される。
"美術展示をする人""音楽を奏でる人" "観る人""聴く人"" 練習する人"
"作る人"・・・。 サンハートの時空は、そうした 利用者、来館者に
よって コミュニティを形成し、きょうも様々な 色合い で光り輝いて見せて
くれる。 それは、それぞれの人の、
"夢を見ること” "想像すること"
"人との関係を 作ること" への
エネルギーから 生み出されるのだろう。
摩擦や葛藤や 歓喜、そして、 感激や感動・・・。
きょうも、サンハートは 昼に夜に、
ドキュメンタリーが、 ファンタジーを 作り上げ ている。

さらに、これからは、「美術は美術」「音楽は音楽」では
なく、旭区の
アート コミュニティ基盤に立ちながら、 インターラクションに充ちた
サンハートに なっていったら、 新たな活力が生まれてくると思う。
文化芸術活動の盛んな旭区は、これから、もっともっと
輝き発信するに
違いない。

アートはすべての人のものであり、そして、世界のために
あるけれど、
地域社会のために、太陽のように大切で あると、実感する今日この頃
である。   いっつぁん

2011年8月2日火曜日

心に伝わる、アート(アーティスト)のパワー。

5月から約3か月に渡り、サンハートスタッフによる「アートうんちく」 コーナー
をお楽しみ(?)いただきましたが、このコーナーもそろそろ 終盤、この掲載
の後、 満を持してブログの管理人「いっつぁん」による フィナーレ投稿で完了
となります! (いっつぁん、楽しみにしていますよ~)
街中で見つけたアートや、好きなアーティスト、お勧め等、それぞれの スタッ
フが 思い思いの感じ方で綴ってきましたがいかがでしたか?
お気に入りのアーティストの素晴らしさについて熱く語った投稿や、 日常の
ほんの ひと時にアートな瞬間を見つけたという投稿等、 色々ありましたが、
読んでいて 「アート論は人それぞれで面白いなぁ」 と思いました。
昔、雑誌のインタビューか何かで、
某有名演出 家が、「良い作品とは?」
という 質問に対して、 「自分の母が
見て、面白いと思う作品」と答えて
い ました。 この返答の意味は、
「演劇 に詳しい方だけでなく、
演劇について良く知らない方でも
同じように楽しめる作品が、
真に良い作品である」 という事 だったのだと思います。
これは演劇だけではなく、音楽や絵画等、他のジャンルのアートにも

通じますね。
また、ある舞台評論家とお話させていただいた際、同じトピックになり、
その方は 一秒の間もおかずに「社会性のあるもの」と答えられていて、
なんだか感動したのを 覚えています。 返答の内容も素敵だと思ったの
です が、即答できるところに信念の ようなものを 感じました。私も早く
自分なりの アート哲学みたいなもの を強く持てるようになりたいです。
今はまだ、ぼんやりとしかわかりません。でも、かすかな確信を持って
感じているのは、アート(アーティスト)のパワーです。

普段はアート論なん
て考えない方も、今年はアートの力や影響力に
ついて 思いを巡らす機会が多いのでは

ない でしょうか?
音楽は、楽器をたたいたり弾いたり して、

その 振動(震え)を空気を通して 耳に
伝える 仕組ですが、きっと心にも伝わる
何か不思議な仕組も あるのかも・・・?
そんな事を感じている今日この頃です。 

(まっつ)

2011年7月30日土曜日

ゴーヤの成長を見つめながら(Part2)

サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で見事世界一になった

「なでしこジャパン」活躍の余韻がまだ残っている今日この頃ですが、

東日本大震災で被害にあわれた皆様も、多くの感動や勇気を

得られたのではないかと推測いたします。

私共も、被災地の復興に少しでもお役に立てればとの思いから

7月23日にチャリティーコンサート第一弾を開催。

今後も、第二弾(8月5日)、第三弾(10月8日)とチャリティでの

ダンスや音楽のライブを企画し、皆様からのさらなるご協力を

賜りたいと考えております。















さて、6月25日に植え付けましたゴーヤは1ヶ月でご覧のような

大きさに成長し、黄色の可憐な花と3㎝程度の実が数個、

真夏の陽射しを受けて生き生きと輝いています。

そして、緑のカーテンも次第に茂り、日に日に成長している

姿が伺え、蔓のはびこる様子を観察していると、

改めて自然の凄さや植物の力強さを感じ、

スタッフと一緒に、楽しみに手入れをしている今日この頃です。

施設を利用されるお客様や来館されたお客様が口々に、

「随分大きくなってきたね」と会話しているのを耳にしたり、

サンハートへの螺旋階段を上り下りするお客様が、興味深そうに

ゴーヤを眺めている姿を拝見すると、なんとなく私もうれしい

気持ちになり、より一層、パワーが出てきて、明日への活力に

繋がります。              (館長/ゴーヤ管理委員長)





2011年7月28日木曜日

横浜療育医療センターでコンサート

7月24日(日)横浜療育医療センターにて日本アンサンブル協会
の協力により、サンハートがお贈りするコンサートが開催されました。
出演は、小池彩織さん(ヴァイオリン)と石川悠子さん(ピアノ)の
デュオで、エルガー:「愛の挨拶」、マスネ:「タイスの瞑想曲」、
モンティ:「チャールダッシュ」など、40分に渡って名曲の数々が
演奏され、お二人の息もぴったり、楽しいMCを交えて、あたたかな
雰囲気のコンサートになりました。
<ご出演いただいた石川悠子さんと小池彩織さん