横浜市旭区民文化センター「サンハート」スタッフによるブログです。

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2011年9月1日木曜日

澄んだ秋の青空のような演奏でした。 ~サンハート ロビーコンサート Vol.2~

8月30日(火)、23年度で第2回目となる
「サンハート ロビーコンサート」が開催されました。

いつものように「サンハートホール ロビー」を

会場として行われました。

今回は、磐井 桃子さん(Flute)と開 万里子さん(Piano)

のデュオでした。お二人とも桐朋学園大学音楽学部の

卒業で、数々の賞を受賞して今日に至ります。

実に仲の良いお二人は、そのあ・うんの呼吸が

演奏に現れていました。コンサートは午後1時と3時の2回行われ、

1回目は190名様、2回目は111名様がご来場くださいました。

こんなに大勢のお客様に来ていただいて、

出演されたお二人も、とても感激していらっしゃいました。




















ところで、今回、会場にお越しになられたフルート奏者の

磐井さんのご両親に少しお話を伺いましたが、

とても感動いたしましたので、ここに記載させていただく

ことをお許しください。


この日、磐井さんのご両親は、お嬢さんたちの演奏を

目を細めてご覧になっていましたが、

遥々、陸前高田市からお越しになられたのです。

明るく、お元気な、お若いご両親から、東日本大震災で

とりわけ壊滅的な被害を受け、復興への道も険しい

現地の様子は、想像することも難しいくらいでしたが、

お嬢さん(磐井桃子さん)についてお伺いしているうちに

私の胸にも、込み上げてくるものがありました。

磐井桃子さんは、この夏、演奏のパートナーである

開(ひらき)さんとともに、郷里の陸前高田市に帰省され、

ご両親とひとときを過ごされたそうです。

この夏、故郷の夏祭りの久しぶりの体験は、磐井さんの胸に

さまざまな感慨をもたらせたことでしょう。


陸前高田市の夏祭りの太鼓があの津波に流されてしまったという

ことで、夏祭りはどうなるのか・・。という心配もあったそうですが、

「海の中から太鼓が見つかった」ということで、本当によかったと

思いました。

早く、いつもの故郷にもどってほしい、

ロビーコンサートでの「ふるさと」の演奏は、

そんなみんなの願いのように、会場に響き、胸に響きました。                                           

                           サンハート職員より

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